ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』

なぜか新訳は現代のカタカナ読みになってるケルアックの代表作。ビートジェネレーションとかなんとか。例によって本人はそのレッテルを嫌ってたそうだ。

全編ひたすらろくでなしが車でぶっ飛ばしてアメリカ各地で大騒ぎするだけという、すごい小説である。それ以外はなんもなし。金がなくなると働いたりたかったりして工面し、後はなくなるまで飲む打つ買う。ほぼ実話らしい。ちょっとすごい。しかしまあ、そんな生活の楽しそうなことよ。

自堕落なたかりの自己正当化ストーリーだ! って切っちゃうこともできるんだけど、結局のところ堅実な生活だから保証されてることなんかなにもないし、いやでも発散させたいエネルギーってすごい重要ななにかの原動力だって気がしてる。「犬がほめられるのはなにもしなかったときだけさ」ってスヌーピーの台詞が頭をよぎる。おとなしすぎるのだって問題なのだ。

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