ひっくり返ったテレキャスター

黒いテレキャスターが欲しいなあ、と思ってFenderのサイトをチェック。50sのリイシュー(American Vintage)には黒がない。60sには黒ボディがあるけど、当然指板がローズウッド。いや、そんな高いのはもったいないから買わないけど。テレキャスター・カスタムを売らなきゃよかったって話だけど、カスタムはあのレス・ポールと同じ位置にあるピックアップ・セレクターがどうしても気に入らなかったのだった。

今時テレキャスターがカントリー/ブルースのギターだと思ってる人も少ないと思うけど、SlipknotのJim Rootや元Marilyn MansonのJohn 5も、EMGなんかにカスタムしてあるとはいえ、テレキャスターってのはちょっと驚いた。そういや、ビデオでBON JOVIのRichie Samboraがテレキャスター弾いててびっくりしたこともあったっけ。ぼくにはオルタナやエモ系でたくさん使われてる印象がある。

Fenderのギター小話はおもしろい。The PoliceのAndy Summersはギターの生徒から200ドルで買ったテレキャスターをずっと使ってるとか、Eric Claptonは当時不人気で投げ売りだった中古のストラトキャスターを大量に買い込んで、いいとこ取りして組み立て直して使ったとか、Dinosaur Jr.のJ Mascisは400ドルで買えるのがジャズマスターしかなかったからそれにしたとか。改造も手に入れた時にはそうなってたってのが多くて、Andy SummersもNIRVANAのKurt Cobain(ジャガー)もそう。

ウェブ文章の整形

縦書きの印刷用文章だったら整形のお約束ってだいたい決まってるから、そこらの本を参考にして禁則とか段落の字下げのやり方とかすぐわかるんだけど、ウェブのこういう横書きの文章ってどうしたらいいのか、いまいち悩む。段落の字下げの話ひとつとっても、あれこれ説がある。

HTMLでパラグラフの<p>タグは、ブラウザだと欧文風に1行空けるレンダリングをされる。日本語は普通、段落は改行して一文字下げなので、いきなり作法が違うことになる。この時点で、1行空いてるんだから字下げいらない派と、日本語なんだから字下げ必要派に分かれる。で、日本語式に表示させるための作法もいろいろで、<br>(改行)とスペースでやってる人(これはHTML的にちょっと問題あり)とか、<p>タグ+全角スペースで文字下げとか、いやそこはスタイルシートのtext-indentを使うのが本来でありとか、どうも統一した見解がない。

欧文混じりの文章で、欧文と和文の間を半角スペースで空けるかどうかって問題もある。個人的には空けない派なんだけど(こっちの方が頭使わなくていい。空ける場合、数字とか句読点の前をどうするかとか、これまた細かい話がややこしい)、最近のMac OSのテキストエンジンは、スペースがないとたまに変な位置で改行してしまうのだった(これ、どういう仕様なんだろう?)。

まあ、細かいことなんだけど、字面がきれいだと、なんか読む気が沸いてきません? Alertbox: 2005年 ウェブ・デザインの間違いトップ10ではダントツでフォントの問題(小さすぎ、固定サイズ、薄い)が1位だし、やっぱり重要なのだ。ちなみにおすすめ本文文字サイズは、ユーザー任せ。設定するなら最低でも10pt(Windowsの話だと思われる。13px)で、固定サイズにしないこと、だそうで。最適行間は、パナソニックの研究によると0.4から0.9の間。

ぜったいやらない方がいいと思うのは、見た目の幅に合わせて文章の途中で改行を入れること。想定してるサイズよりフォントを大きくすると、数文字だけ次の行に送られてしまってテラ読みにくい。しかも、そういうページに限って字が小さいとか。あと、IE6はとっとと捨てましょう。

最近の本:ゼーバルト、アンソニー、ムダヅモ無き改革

自分でこういうラインナップはどうかと思う。

W・G・ゼーバルト『空襲と文学』

『空襲と文学』書影

ゼーバルト・コレクションの新刊。評論集。表題の「空襲と文学」のほか、ドイツ文学者の評論が3編。既刊のゼーバルトの中で、いちばんテーマがダイレクトに重い。

「空襲と文学」では、ドイツ文学界が、第二次大戦で自国の都市が絨毯爆撃で徹底的に破壊された事実から逃避していることを批判する。といっても声高にアジるのではなく、いつもの抑制された調子でつらつらと資料に当たっていくゼーバルトスタイル。爆撃された町の悲惨な様子が、淡々とした資料の引用で語られ、それがいかに語られてこなかったかを述べる。読んでる感覚は、広島や長崎の原爆資料を読んでる、あの感じ。

ほかの3編は、ぼくの知らない作家/画家の評論なんだけど、テーマは一貫して第三帝国。

ゼーバルトは社会や政治がどうこうっていう俯瞰的な視点へ進むことがない。あくまでも事実としての個人の感情や人生に焦点を当て、超越的な道徳や神の意志なんかは持ち出さない。もちろん、それはゼーバルトの意図だ。そういう欺瞞はゼーバルトが糾弾する対象なのだった。

アンソニー・ボーデイン『世界を食いつくせ! キッチン・コンフィデンシャル・ワールド・エディション』

借りて読んだんだけど、絶版だし、いいよね。日本ではディスカバリーチャンネルでやってる『アンソニー世界を食らう』のホスト、アンソニー・ボーデインの著書。世界各国に飛んでいろいろ食いまくる。番組はこの本の取材にテレビスタッフが同行して作られたそうだ。

本人がフレンチのシェフで、肉と動物性脂肪をこよなく愛するだけあって、そこらのグルメ料理紀行とは濃さが違う。屑肉や内臓料理のすばらしさ、伝統を守るシェフのプライド、自分の才能への絶望とともに語られる三つ星レストランのすごさ、などなど、おもしろい話がいっぱい。アンソニーはベトナムがお気に入りらしい。

大和田秀樹『ムダヅモ無き改革』

小泉首相が世界の首脳と体を張った麻雀バトルを繰り広げる、素晴らしすぎるバカマンガ。ローゼン麻生閣下もカッコよく登場。麻雀知ってた方が笑えるけど、知らなくても大丈夫。そういう内容です。

新デザインのMacBookとMacBook Pro発表

事前のリーク画像のデザインでしたとさ。でも、ぼくはこれ、そんなに嫌いじゃないぞ。アップルの画像では思ったより洗練された印象。Engadgetのレポートだと、剛性も高いみたい。

詳細はそこら中に溢れるだろうから、気になったところだけピックアップ。

今回はMacBookもMacBookProもデザインは統一されたものになった。MacBookにグラフィックプロセッサやバックライトキーボードが載っかったり、Proが安くなったりつるつる液晶になったりしたので、違いがかなり微妙になってる。

今回採用されてるGeforce 9400Mグラフィックプロセッサはチップセット統合型で、Proだと別に9600Mが載っかってる。ていうことはチップセットはnVIDIA製なのか。VRAMはメインメモリから持ってくる模様。パフォーマンスが気になるけど、アップル曰くProに載ってる9600Mは「CoD4が9400Mの1.5倍速い」らしいので、9400Mもなかなかの性能と見ていいのでは。

従来から仕様が削減された部分はFireWire。MacBookには搭載されず、Proにも800が1基のみ。うむぅ、時代の流れか。Proは液晶がグレアが標準になり、ノングレアはCTOからもなくなった。うむぅ。4本指で操作できる豪快なガラス製トラックパッドからはボタンが削除。でも、これは普通に操作できるみたい。

うーん、書いてたら欲しくなってきた。いやいや、ここはハードディスクが標準で500GBになるまで我慢。