Hi-Tech Punk

ミクアルバム出した後のことを考え中。

ロックな曲も一通りやった感があるし。ミクの曲ではバンド形式をすごく意識してた。オーバーダビングはあまりしなかったし、トラックも少なかった。上物シンセは完全に封印してた。最近のDAWはハード・ソフト両面で性能がめちゃくちゃ拡大してるので、際限なく曲がとっちらかっていく危険性が常につきまとう。最初から規模を制限した制作は、中の人の強化(主に勇気)にかなり効果があった、と自分では思ってる。

で、次はというと。結局のところテクノロジーの力を借りたひとりバンド状態なので、もうちょいサウンドの扱いを大胆にしてもいいだろうと思ってる。多層化したループ感。楽器の種類を増やすんじゃなくて、扱いを変えよう。Bloc PartyやKT Tunstallがループマシンを使うように。DJ Shadowみたいには……無理か。あそこまで饒舌にはできないな。

今でも作曲の段階ではLiveで作る短いループからはじめてるし、ミニマル作るときのやり方と一緒じゃないかというツッコミはさておき。

今までならMIDIシーケンスのループだったのを、オーディオ素材メインにしたいなあ。簡単に後戻りできなくなるけど、腹が括れていいし、微調整はちょっと強引なエディットで乗り切る方がおもしろい音だったりする。MIDIで丹念に打ち込んでいくやり方だけじゃ、いかにもDTMでございますって感じが抜けない。別のひと手間が必要だ。

そんな感じ。

“Hi-Tech Punk” への5件の返信

  1. Dance Track Maestro ですね。わかります。
    波形の切り貼りが簡単にできてなおかつ音が変わらない(悪くならない)
    安価な波形エディターが欲しいです。欲しいです。

  2. 初めてサンプラー使ったぜ的なヒップホップの人の適当なぶつ切り編集がまたかっこよかったりするのですよね。
    ラフゆえのかっこよさを計算で作るのはとてもむづかしい。

  3. >いんすぱ
    いえ、Devil Track Masterです。
    なんでDAWには破壊編集できるエディターが内蔵されないんだろうな。そういやCubaseにはあったような。
    >Masudaさん
    ヒップホップやブレイクビーツのラフさは、最初のきっかけは偶然かもしれないけど、やっぱり計算してるんじゃないかと思ってます。音の切れる部分のノリっていうか。

  4. いやいや、やっぱり Don’t Take More だろうw
    計算はしてない場合は、カッコよくなるまでやってるんだと思う。感覚を磨けってことかな。
    最初からリズム感のいい人とそうでない人がいるってのもあるし、ひとそれぞれですよ^^
    HDDの許す限り後戻りできるのは確かに諸刃の剣だよね。
    時間がかかってしょうがないけど、最近は納得できるまでやることにしてる。オレは計算型なのでw
    複雑化が進んだ末に、結局ハーモニーの美しさを追及する曲と、音そのものの面白さを
    追及する曲が今の大きな流れって感じがしてる。テクノ、ハウスでは。そしてどっちもシンプルなのだ。

  5. ああ、そうだね。テクノロジーが発達して一定の技術は保証されるようになったけど、かっこよさは無理だもんな。そっちはあいかわらず作る人に依存してる。

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