ぼくを形作るもののひとつ。
セクシーイラストはニヤコ。ニコニコ動画での企画、冬のシューゲイザー祭2010参加曲。みんなでシューゲな曲を作って、連続再生のツアーにしようという企画です。ツアーのスタートは12月23日くらいから。曲はもうアップされてるものがぼちぼちあるので、タグで検索してみよう!

wintermute's notes
ぼくを形作るもののひとつ。
セクシーイラストはニヤコ。ニコニコ動画での企画、冬のシューゲイザー祭2010参加曲。みんなでシューゲな曲を作って、連続再生のツアーにしようという企画です。ツアーのスタートは12月23日くらいから。曲はもうアップされてるものがぼちぼちあるので、タグで検索してみよう!
マッカーシーの今のところ最新作。映画もやってたらしいんだけど、知らなかった。戦争かなんかで生物がほとんど死滅した世界で旅する父子の物語。
ショッピングカートを押して親子が旅するシチュエーションは『子連れ狼』を思わせずにはいられないけれど、拝親子が復讐の旅路なのに対して、『ザ・ロード』の親子はひたすら生き延びるために南へ旅をする。世界の荒れ具合がほんとひどくて、森はどこも焼けて炭だし、空は煤けて太陽は暗く、魚も鳥もいないし、いつも灰色の雨と雪。数少ないらしい生き残った人間の一部は暴徒になって、人間を狩って人肉を食べている。全編これ希望のない鬱道中だ。じっくり読んでるとつらくなってくる。
それでも物語の結末は、今まで4冊読んだマッカーシーのうち、いちばん希望を感じさせる。あんまり適切な言葉じゃないと思うんだけど、人間の善が残っていく希望がある。それが報われないとしても。
マッカーシーはやっぱりすばらしいです。うん。
Twitterでおすすめされたので読んでみた。すごい人気作家なんだね、知らなかった。SFのいろんな賞を獲りまくってる。かなり寡作らしく、この短編集で2003年までの作品はすべて、それ以降も3、4作短編があるだけだそうだ。
おもしろい。とにかくよくできてる。すごい密度。寡作なのもよくわかる。こんなにネタが詰まってたら、毎回書くのが大変だろう。ハードSF級のネタがホームドラマ的日常空間で展開されたりするあたり、すごい技量。そしてSFで残念になりがちな人間ドラマは、いろんな角度から検証されてて視点がクリアで、非常に公平なものになってる。これはすごい。
でもそのすごさを若干不満に思うのも事実で、明晰すぎ、健全すぎと感じてしまう。贅沢だけど。過剰や欠落のスリルはあまり感じられない。へなへなのインディー・ロックの手触りがない。それが悪いわけじゃないんだけど……。
ステップは軽やかに。
短くて速いロックナンバーを作りたかったのです。さっくりと。でも、どことなくほわんとしてしまう。
かわゆいイラストはいつものニヤコ。ボーマス14でリリースしたOut Wave Clusterのコンピ『Quadrophenia』に収録。