アーティストは貧乏

ひさしぶりにFScのサイトを覗いてたら、muZzの9話がアップされてた。で、ニュースのページを見るとここ何か月か職探しをしていらっしゃったようで。うう、とりあえず仕事が見つかったみたいで良かったです。人ごとではございません。

多くのアーティストの貧乏については、『金と芸術 なぜアーティストは貧乏なのか』なんていう本もあるそうな。高いし500ページを超えるので、買うのはちょっと躊躇してるけど。

まあ、誰かに言われるまでもなく、作家は供給過剰だよなというのは思う。ニコ動のミクオリジナルとかでも、毎日チェックしきれない数の曲がアップされる。ぼく自身、人の曲はたまにしかチェックしないし、できない。

でも、だからって売れないやつはやめろ、なんて微塵も思わない。そんなの人の勝手だ。続けたいやつはとことんやればいいだけの話。それが自由主義経済の社会でございましょう。どんなに才能と技術がなくても、根性だけで一作は傑作が作れるものだし、それしかなくても別にいいではないか。

遠い世界の話に聞こえるDRMフリー

最近、AppleのDRMを批判する記事をちょこちょこ目にするようになった。着うたの話しか耳に入らない日本とはずいぶん事情が違うとしみじみ感じる。CNETの記事で挙げられてるDRMフリーのライバルサービスで、日本でも展開されてるものなんてあるのか? はじまったばかりのMySpaceや日本にブランドのないWal-Martはしかたないにしても、Amazon MP3は気配すらない。日本のiTunes Storeにはソニーミュージックもないけど。

ほんとの理由はよくわからないんだけど、総じて日本のCDは高価だ。USのAmazonだとCDアルバムは12から15ドルくらいで売られてる。日本の半額。為替レートの問題があるから単純には比較できないけど、それでも日本のCDはかなり高価だといえる。そりゃ売れないだろう、と思うんだけど、なぜか価格を下げるつもりはないみたい。再販商品だからとか、レコード会社のカタログ維持のためとか、いろいろ理由はあるし、それが不当だとは思わない。でも、それでほんとに日本の音楽が豊かになってるかというと、はなはだ疑問なのだった。結局、売れたもん勝ちの徹底した商業主義なんじゃないのという。絶版も結構あるし。

とはいえ、CDが売れないのは世界的な傾向でもある。音楽がつまらなくなった、ということもよく言われるんだけど、そうなのかな。ヒットチャートの大半が退屈なのは昔も一緒だし。それにJASRACの収入は減ってないところを見ると、CD以外の部分では、少なくとも日本では収益が伸びてることになる。

結局、いちばん困ってるのはCDの売り上げに頼るしかないメジャーのレコード会社なんじゃないかな。それを音楽の危機と簡単に結びつけるのはどうかって話だよね。